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※World Steel Association |
カナダは世界9位の鉄鉱石生産国。2007年では年間約3300万トンの鉄鉱石を生産している。
カナダでは鉄鉱石生産は国内東部のニューファンドランド・ラブラドール州とケベック州を中心に行われており、2007年では両州合計で同国全体の年間鉄鉱石生産量のほとんどを占める。またブリティッシュ・コロンビア州でも少量だが生産されている。
英国・オーストラリアの
資源メジャーである
Rio Tinto(リオ・ティント)が権益の過半を所有するカナダ国内鉄鉱石生産最大手
Iron Ore Company of Canada(IOC)がニューファンドランド・ラブラドール州を中心に2008年で年間1500万トン強の鉄鉱石を生産している。
またケベック州東部・ニューファンドランド・ラブラドール州との州境付近では世界最大の鉄鋼生産企業であるArcelorMittal(アルセロールミタル)のカナダでの鉄鉱石生産部門であるArcelorMittal Mines Canada(旧Québec Cartier Mining Company)が複数の鉄鉱山より鉄鉱石生産を行っており、この両社が同国全体の鉄鉱石生産量においてかなり大きなシェアを占めている。
カナダで鉄鉱山生産・開発プロジェクトを展開する主な世界の資源企業。
参考:各社ホームページ、World Steel Association、Natural Resources Canadaより