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カナダ
北米・カナダの主な資源企業について。

Teck Resources(テック・リソーシズ)


Teck Resources(テック・リソーシズ)はカナダの資源大手。世界最大級の亜鉛生産企業であり、亜鉛生産量はスイスのXstrata(エクストラータ)に次いで世界2位。原料炭の海上輸送シェアはオーストラリアのBMA(BHP Billiton Mitsubishi Alliance)に次いで世界2位。旧Teck Cominco(テック・コミンコ)。2009年4月にTeck Resourcesへ社名変更している。北米、特にカナダを中心に中南米でも事業展開。カナダのTSX(トロント証券取引所)及び米国のNYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しており、TSXの主要株価指数であるS&P/TSX Composite Indexに採用されている。カナダを代表する資源企業である。


Teck-Hughes金鉱山生産のため1913年に設立されたTeck-Hughes Gold Mines(Teck)と、Sullivan亜鉛・鉛鉱山開発を主体としたCominco(設立当初はConsolidated Mining and Smelting Company of Canada、1906年設立)がTeck Resourcesの前身。


Teck-Hughes Gold Mines(Teck)はメイン資産であるTeck-Hughes鉱山をはじめとする金生産が主体であり、1950年代から銅や銀、亜鉛など取り扱う資源を多角化。また世界最大級のニオブ鉱山であるNiobec(ニオベック)鉱山の権益なども取得、資産規模を拡大させていく(Niobec鉱山は2001年に売却)。1980年代には石炭事業にも参入、他企業の買収を通して成長を遂げている。


Comincoは銀や亜鉛、鉛生産を主体とした企業であり、特にSullivan鉱山は2001年までの間100年近く操業を行っている。1980年代には現企業Teck Resourcesの主力であるValley鉱山(現Highland Valley銅鉱山)や世界最大の亜鉛鉱山である米国のRed Dog(レッド・ドッグ)亜鉛鉱山などから生産を開始することで資源生産量を拡大させていく。なおComincoは1980年代に業績が低迷し、1986年にTeckが他企業と組んでComincoの株式を取得している。


2001年にTeckとComincoが合併し、亜鉛、鉛、銅など取り扱うそれぞれの資源において世界最大級の生産企業Teck Cominco(テック・コミンコ)となっている。設立当初からの資産は閉山または売却しているものの、Red Dog鉱山やペルーのAntamina(アンタミナ)銅鉱山など生産規模の大きな数多くの鉱山権益を所有している。


英国の亜鉛開発企業ZincOx Resourcesの株式を約7%所有している。


2008年には石炭事業のJVパートナーであるFording Canadian Coal Trustを買収して石炭資産を拡大。同時に金資産のJV権益の売却を進めており、カナダで権益を所有していたHemlo金鉱山は2008年にJVパートナーである産金企業Barrick Gold(バリック・ゴールド)に売却。また2009年には残り唯一生産を行っている金鉱山である米国・アラスカ州のPogo(ポゴ)鉱山の権益もJVパートナーである日本の住友金属鉱山へ売却している。また同年にはカナダの産金大手Goldcorp(ゴールドコープ)とのJVであるMorelos(El Limon)プロジェクトの権益(78.8%)をカナダの資源企業Gleichen Resourcesに売却。さらにトルコで権益を所有していた金プロジェクトも2010年にカナダのAlamos Gold(アラモス・ゴールド)へ売却している。


負債の圧縮のため、2009年7月に中国政府系ファンドCICの出資を受け入れている。


【2008年】   【2007年】

Teck Resourcesの事業は大きく、


Copper(銅・モリブデン)
Coal(原料炭)
Zinc(亜鉛・鉛)
Energy(オイルサンド)

に分かれる。金事業をノンコアと位置付けており資産売却を進めている。Energy部門ではオイルサンドプロジェクトを進行中であり売上には寄与していない。


Fording Canadian Coal Trustの買収により2009年では石炭部門の売上が大幅に増加している。


※金事業を除く2008年売上高は6,655Million CAD

従来は亜鉛と銅が主力であり部門別売上高では亜鉛、銅の全体に占める割合が高かったが、亜鉛の割合は年々縮小傾向にある。2008年にかけては主力事業が亜鉛から石炭へシフトしており、営業利益も石炭の割合がトップとなっている。


エリア別売上高はアジアの比率が高く、グループ全体売上高の約半分を占める。2007年と比較して2008年ではアジア、欧州向けが増加。米国向けは縮小している。


2008年では資産の増加とともに負債も急増している。


石炭部門 石炭 - 資源一覧

Teck Resourcesの石炭部門は2008年に権益100%取得したElk Valley Coal(エルク・バレー・コール)を社名変更したTeck Coal(テック・コール)からの生産による。


Teck Resources(テック・リソーシズ)年間石炭生産量
※権益100%ベース

生産拠点はカナダ国内のみであり、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州で生産を行っている。中でもブリティッシュコロンビア州に主軸を置いており、アルバータ州ではCardinal River(カーディナル・リバー)石炭鉱山のみが操業されている。Teck Resourcesの石炭生産は原料炭の生産のみであり、同国内の原料炭生産において圧倒的なシェアを持っている。

石炭 - カナダの主な産物

Teck Resourcesの2009年の年間石炭生産量は約1890万トン。2010年には年間石炭生産量2350万トン~2500万トンを見込んでいる。


Teck Resourcesの石炭部門はもともと同社が40%出資していたElk Valley Coal(エルク・バレー・コール)からの生産によるものであり、同じくElk Valley Coalへ60%出資していたカナダの信託会社Fording Canadian Coal Trust(フォーディン・カナディアン・コール・トラスト)へも19.95%出資。Teck ResourcesのElk Valley Coalへの出資比率は実質52%。2008年7月にFording Canadian Coal Trustの買収を発表。この買収により、Elk Valley Coalへの出資比率は100%となる。


銅部門 銅 - 資源一覧

Teck Resources(テック・リソーシズ)の銅部門はカナダ、ペルー、チリが生産拠点。


カナダでは国内最大級の銅鉱山であるブリティッシュコロンビア州のHighland Valley(ハイランド・バレー)鉱山が主力。また2007年にAur Resourcesの買収によりDuck Pond鉱山を取得し、同年より生産を行っている。またブリティッシュコロンビア州では2007年に同国企業NovaGold Resources(ノバゴールド・リソーシズ)とJVでGalore Creekプロジェクトの開発を開始したが同年末にプロジェクトは中断している。

銅 - カナダの主な産物

ペルーでは同国最大の銅・亜鉛鉱山であるAntamina(アンタミナ)鉱山の権益を所有している。チリではカナダのDuck Pond鉱山と同じくAur Resourcesの買収により取得したQuebrada Blanca鉱山(権益76.5%、チリ国内企業とのJV)やCarmen de Andacollo鉱山(権益90%、同じくチリ国内企業とのJV)から生産を行っている。チリに所有する両鉱山ではSX-EW法による電気銅の生産。

銅 - ペルーの主な産物

Teck Resourcesの2009年の年間銅生産量は31万トン。主力のHighland Valley鉱山では副産物としてモリブデンも生産されており、モリブデンにおいても国内最大級の生産規模を持つ。

モリブデン - カナダの主な産物

亜鉛部門 亜鉛 - 資源一覧

Teck Resourcesの亜鉛部門は米国最大の亜鉛鉱山であるアラスカ州のRed Dog(レッド・ドッグ)鉱山からの生産がメイン。鉱石採掘から精錬まで手がける。


亜鉛需要の減少と価格低迷により西オーストラリア州で操業していたLennard Shelfは2008年に閉山。オーストラリアでも鉱山権益を所有していたが、資源価格下落により2008年に閉山している(Pillara亜鉛・鉛鉱山)。またPend Oreille鉱山も2009年2月に操業中断しているため、亜鉛生産はRed Dog鉱山及びAntamina鉱山のみ。またブリティッシュコロンビア州で精錬所を所有している(Trail)。


Teck Resourcesの2009年の年間亜鉛生産量は亜鉛鉱で約71万トン、地金で24万トン。


主な鉱山

Teck Resources(テック・リソーシズ)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。


カナダ
Cardinal River-石炭Teck Coal
Coal Mountain-石炭Teck Coal
・Duck Pond-銅・亜鉛
Elkview-石炭Teck Coal
Fording River-石炭Teck Coal
Greenhills-石炭Teck Coal
Highland Valley-銅・モリブデンHighland Valley Copper Partnership
Line Creek-石炭Teck Coal

チリ
Carmen de Andacollo-Compañía Minera Carmen de Andacollo
Quebrada Blanca-Compañía Minera Teck Quebrada Blanca

米国
・Pend Oreille-亜鉛・鉛
Red Dog-亜鉛・鉛・銀Teck Alaska

ペルー
Antamina-銅・亜鉛Compania Minera Antamina


主なプロジェクト

Teck Resources(テック・リソーシズ)の主な開発プロジェクトとその予定される産物、開発に携わる傘下企業・JVの名称。

カナダ
・Fort Hills-オイルサンド
・Frontier and Equinox-オイルサンド
Galore Creek-銅・金


参考:各社ホームページより