×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

資源について - Home
  • 資源一覧
  • 資源用語
  • 資源企業
  • 資源ランキング
  • 鉱山
  • 原油・ガス田
  • 各国情勢
  • 取引所
資源企業
資源について > 資源企業 > ブラジル企業 > Vale
ブラジル
中南米・ブラジルの主な資源企業について。

Vale(ヴァーレ)


世界を代表する資源企業、Vale(ヴァーレ)。Companhia Vale do Rio Doce(リオドセ)との社名でCVRDなどの呼称として知られる。2007年11月に対外名称をValeへと変更、2009年5月にCompanhia Vale do Rio DoceからVale S.A.へと正式名称の変更を発表している。NYSE(ニューヨーク証券取引所)にADR(米国預託証券)として上場しているが、NYSEにおけるコードもRIOからVALEへと変更している。


主力事業は鉄鉱石。世界最大の鉄鉱石生産企業。ブラジルでの鉄鉱石生産を独占している。

鉄鉱石生産量(企業別) - 企業ランキング

2006年にカナダのニッケル生産大手Inco(インコ)を他企業との熾烈な買収合戦の末に取得しており、ニッケル生産規模が急拡大。ニッケル生産量世界2位となっている。ニッケルの生産拠点は主にカナダ国内であり、Inco買収により設立した完全子会社であるカナダのVale Inco(ヴァーレ・インコ)を通して事業展開する。カナダの鉱山では主産物であるニッケル・の他、副産物としてレアメタルであるコバルトやPGM(白金パラジウム)も生産される。

Vale - Inco - 資源企業の買収劇

電気自動車のバッテリー需要の増加により、原料であるリチウムの埋蔵量が豊富なボリビアでのリチウム開発参入に意欲を示している。


高収益体質であり、2003年~2007年で売上高6倍、純利益7倍以上。BRICsの一角としてのブラジルの経済成長や中国の鉄鋼需要に伴う鉄鉱石価格の高騰などを背景に急成長を遂げた企業であり、世界最大級の鉱山企業であるBHP Billiton(BHPビリトン)Rio Tinto(リオ・ティント)Anglo American(アングロ・アメリカン)などと肩を並べる資源メジャーとしての地位を確保している。売上は主に経済急成長を遂げている中国をはじめとして、日本などの鉄鋼需要国への比率が高い。また、鉄鉱石の供給先の安定化のため、アジアなどの主要鉄鋼メーカーに対してブラジル国内へ製鉄所の誘致を行っている。


設立当初は国営企業であり、1997年に民営化されている。


2008年にスイスの資源大手Xstrata(エクストラータ)に買収をかけたが、交渉は決裂した。その後、経済危機による資源需要減少の影響を受け資金繰りに課題は残るが、買収交渉後の市場では次の買収ターゲットはどの企業かの思惑が飛び交っていた。


・資源メジャーであるAnglo American(アングロ・アメリカン)の買収の可能性

・アルミ部門強化のため米国アルミ大手Alcoa(アルコア)の買収の可能性

・銅・石炭部門強化を目指し、米国銅大手Freeport-McMoRan(フリーポート・マクモラン)の買収の可能性


など。経済が復調の兆しを見せれば、再び大手企業への買収に動く可能性は十分にあると考えられる。


Vale(ヴァーレ)部門別売上高
【2008年】   【2007年】

Valeの事業は大きく、


・Ferrous minerals(鉄鉱石・ペレット・マンガンなど)
・Non-ferrous minerals(非鉄金属)
・Coal(石炭)
・Logistics services(鉄道、港湾などのインフラ関連)

に分かれる。


2008年売上実績におけるFerrous mineralsの中では鉄鉱石の比率が約75%。Non-ferrous mineralsの中ではニッケルが約49%、銅が約16.5%、アルミ関連(アルミニウム・アルミナ・ボーキサイト)合計で約25%を占めている。


2008年エリア別売上では中国・日本を含むアジア向けの比率が高く全体の約41%。欧州向けが約24.5%、南米向けが約20%。国別では中国が17.4%、次いで日本が12.3%。欧州はドイツが中心。米国向けが減少する中、日本や欧州、ブラジル国内向けの増加が目立つ。主力の鉄鉱石・ペレットのエリア別販売量では中国向けが全体の28.7%を占める。


資源価格の下落が資源企業の実績に影響を与える中、資源メジャー(BHP Billiton、Rio Tinto、Anglo American、Xstrata、Vale)の中でBHP Billitonとともに増益をキープしている。原因としては主力が白金やアルミ、銅など市場価格の下落を受ける他の資源メジャーに対してBHP Billiton、Valeの主力は鉄鋼メーカーとの価格交渉で吊り上げた鉄鉱石の比率が高いことが考えられる。


しかし、経済低迷による鉄鉱石需要の減少は避けられず、2009年1Qでは前年同期と比較して大幅減益を計上している。




鉄鉱石部門 鉄鉱石 - 資源一覧

Vale(ヴァーレ)の鉄鉱石部門はブラジル国内の生産がメインであり、ブラジル国内で圧倒的シェアを持っている。鉄鉱石鉱山開発、鉱石を運ぶ鉄道、港湾関係まで一貫体制で操業を行っている。

鉄鉱石 - ブラジルの主な産物

Vale2009年部門別鉄鉱石生産量

Valeのブラジル国内での生産は大きく、


・Southeastern System(サウスイースタン・システム)
・Southern System(サザン・システム)
・Northern System(ノーザン・システム)

の3つに分かれる。


Southeastern Systemは6つのコンプレックスからなり、特にValeの操業する鉱山の中で最も古いItabira(イタビラ)鉱山の鉄鉱石生産量が大きい。Itabira鉱山はCauê、Conceiçãoの両鉱山に分けられる。2009年にはRio TintoからCorumba(コルンバ)鉄鉱山を取得している。


Northern SystemはN4W、N4E、N5-W、N5E、N5E-N鉱山で構成されているCarajás(カラジャス)鉱山からの生産であり、Valeの年間鉄鉱石総生産量の3分の1の生産能力を持つ主力鉄鉱山。さらにCarajás鉱山では鉄鉱石生産量を倍増させるための拡張プロジェクト(総額約24億ドルを投資)が行われており、2009年半ばにプロジェクトが完了する見通し。


ブラジルの鉄鉱石生産はVale(ヴァーレ)が独占状態であり、オーストラリアで鉄鉱石を生産する資源メジャーBHP Billiton(BHPビリトン)、Rio Tinto(リオ・ティント)を含めた3社で鉄鉱石は世界的に寡占状態にある。Valeが生産した鉄鉱石は日本にも輸出されている。


Valeの年間鉄鉱石生産量
※2009年はSamarco含むデータ

Valeの2009年の年間鉄鉱石生産量は約2億3800万トン。


石炭部門 石炭 - 資源一覧

Valeの石炭部門はオーストラリアをメインの生産拠点として中国やアフリカ、中南米でも活動を行っている。


オーストラリアでは他の石炭生産大手企業と同じく国内有数の石炭生産地域であるクイーンズランド州Bowen Basin(ボーエン盆地)及びニュー・サウス・ウェールズ州Hunter Valley(ハンター・バレー)が生産拠点。


2008年にはコロンビアのセメント生産企業Argosが同国内で所有するEl Hatillo石炭鉱山などの石炭資産を取得することで活動エリアの拡大を図っている。コロンビアは中南米の主要一般炭生産国であり、El Hatillo炭鉱では年間に180万トンの一般炭を、2011年までには450万トンまで生産能力の引き上げが見込まれている。


主な鉱山

Vale(ヴァーレ)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。


インドネシア
・Pomalaa-ニッケルVale Inco
・Sorowako-ニッケルVale Inco

オーストラリア
Broadlea-石炭Vale Australia
Carborough Downs-石炭Vale Australia
Integra Coal-石炭Vale Australia
Isaac Plains-石炭Vale Australia

カナダ
Sudbury-ニッケル・銅・コバルト・PGM・金Vale Inco
Thompson-ニッケル・銅・コバルトVale Inco
Voisey's Bay-ニッケル・銅・コバルトVale Inco

コロンビア
El Hatillo-石炭

ブラジル
・Abóboras-鉄鉱石
・Água Limpa/Cururu-鉄鉱石Baovale
・Alegria-鉄鉱石
・Almeidas-ボーキサイトMineração Rio do Norte(MRN)
Andrade-鉄鉱石
・Aviso-ボーキサイトMRN
Azul-鉄鉱石・マンガン
・Brucutu-鉄鉱石
・Capão Xavier-鉄鉱石
・Capitão do Mato-鉄鉱石
・Cauê-鉄鉱石
・Conceição-鉄鉱石
・Córrego do Feijão-鉄鉱石
・Córrego do Meio-鉄鉱石
Corumba-鉄鉱石
・Fábrica Nova-鉄鉱石
・Fazendão-鉄鉱石
・Gongo Soco-鉄鉱石
Miltonia 3(Paragominas)-ボーキサイト
・Morro da Mina-マンガン
・Morrodo Felipe-カオリンCADAM
・N4E-鉄鉱石
・N4E-鉄鉱石
・N4W-鉄鉱石
・N5-W-鉄鉱石
・N5E-鉄鉱石
・N5E-N-鉄鉱石
・Pico/Sapecado/Galinheiro-鉄鉱石
・Rio Capim-カオリンPará Pigmentos(PPSA)
・Saracá V-ボーキサイトMRN
・Saracá W-ボーキサイトMRN
・Segredo/João Pereira-鉄鉱石
Sossego-
・Tamanduá-鉄鉱石
・Taquari-Vassouras-カリウム
・Timbopeba-鉄鉱石
Urucum-鉄鉱石・マンガン


主なプロジェクト

Vale(ヴァーレ)の主な開発プロジェクトとその予定される産物、開発に携わる傘下企業・JVの名称。


カナダ
・Totten-ニッケル・銅Vale Inco

コロンビア
・Cerro Largo-石炭

チリ
・Papomono-

ブラジル
・Carajás expansion-鉄鉱石
・Fazendão-鉄鉱石
Maquiné–Baú-鉄鉱石
Onça Puma-ニッケルVale Inco
・Paragominas II-ボーキサイト
・Paragominas III-ボーキサイト
・Salobo I-
・Serra Sul-鉄鉱石
・Vermelho-ニッケルVale Inco

フランス(ニューカレドニア)
・Goro-ニッケルVale Inco

モザンビーク
Moatize-石炭


参考:各社ホームページより