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買収

資源について > 資源企業 > 買収 > 中国五鉱集団 - OZ Minerals
2009年
資源企業の買収劇について。
中国五鉱集団 - OZ Minerals

買収企業中国五鉱集団
対象企業OZ Minerals
買収額13.5億US$
結果成立
中国国営の資源大手である中国五鉱集団(China Minmetals Corporation)の、オーストラリアの資源大手OZ Minerals(OZミネラルズ)への買収。

当初はOZ Mineralsの全株取得を目的とした企業買収だったが、OZ Mineralsの所有する鉱山に関する問題から、資産の買収へと変更。

OZ Mineralsはオーストラリアの資源企業としてはトップ3に入る大手企業(BHP BillitonRio Tintoに次ぐ)であり、亜鉛生産量は世界2位。中国五鉱集団は同社の買収により、オーストラリアの資源を取り込む目的と見られる。

経済危機による資源需要の悪化により、特にOZ Mineralsの主力である亜鉛などの資源価格が低迷しており、採算の悪化、資産の評価損などで2008年には大幅赤字を計上。資金繰りが悪化しており、他企業からの支援を受けることを余儀なくされている。

しかし、OZ Mineralsの主力であるProminent Hill(プロミネント・ヒル)銅・金鉱山がオーストラリアの軍事施設(Woomera Prohibited Area)内にあるという原因により、オーストラリアで買収に対する反対の声があがっている。国内企業としては亜鉛生産量最大、鉛生産量はBHP Billitonに次いで国内2位の企業が他国傘下となることでオーストラリア資源の他国支配が進む懸念がある。

Prominent Hill鉱山を買収対象から除外し、OZ Mineralsの所有するその他の資産を買収(Martabeプロジェクトは他企業へ売却)することで合意。これにより、OZ Mineralsは従来の主力である亜鉛事業からProminent Hill鉱山を主力とした銅・金生産企業へと移行することとなる。

OZ Mineralsが売却した資産は中国五鉱集団の完全子会社であるMinerals and Metals Group(MMC)へと引き継がれる。

経緯

2009年6月17日OZ Mineralsの中国五鉱集団への資産の売却が完了。
2009年6月11日中国五鉱集団が取得額を12億US$から13.5億US$へと引き上げる。
2009年5月18日中国のNDRC(Chinese Government's National Development and Reform Commission、中国国家発展改革委員会)が買収提案を承認。
2009年4月23日再提示された買収提案に対し、オーストラリアの財務省が承認を発表。
2009年4月1日財務相の声明を受け、中国五鉱集団とOZ MineralsがProminent Hill銅・金鉱山を買収対象から除外した、総額17.5億A$での買収提案に再び合意。
2009年3月27日オーストラリアの財務相が買収提案を承認しないと発表。OZ Mineralsの所有するProminent Hill銅・金鉱山がオーストラリアの軍事施設内にあり、国益に反するとの理由。
2009年3月23日買収提案に対し、オーストラリアの規制当局が買収審査を3月23日から90日延長することを発表。
2009年2月16日中国五鉱集団とOZ Mineralsが買収で合意。OZ Minerals1株当たり82.5セント、OZ Mineralsの2008年12月27日の終値に50%のプレミアム。総額26億A$。全額現金による提案。OZ Mineralsの全株取得を目指す。