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買収

資源について > 資源企業 > 買収 > 中鋼集団 - Midwest
2008年
資源企業の買収劇について。
中鋼集団 - Midwest

買収企業中鋼集団
対象企業Midwest
買収額13億6000万A$
結果成立
中国の鉄鋼大手である中鋼集団(シノ・スチール)の、オーストラリアの鉄鉱石生産企業Midwest(ミッドウエスト)への買収。

Murchison Metals(マーチソン・メタルズ)との買収合戦。

買収の目的

鉄鉱石の主要生産国であるオーストラリアで、鉄鉱石を生産する企業を買収することにより鉄鉱石資源を確保し、鉄鉱石需要の旺盛な中国への輸入コストを削減する目的がある。

鉄鉱石の世界的な値上がりを受け、鉄鋼メーカーは鉄鋼製品への価格転嫁を余儀なくされている。また、中国国内での鉄鉱石需要も旺盛であり、鉄鋼メーカーは鉄鉱石の供給を、資源大手のBHP Billiton(BHPビリトン)やRio Tinto(リオ・ティント)に依存している状況にある。

そんな中、資源メジャー以外からの鉄鉱石の長期安定供給を確保するために中国鉄鋼メーカーがオーストラリアで鉄鉱山権益を所有するMidwestへの買収に乗り出した。

中鋼集団には、Midwest買収に注力しながら、同じくオーストラリアの鉄鉱石生産企業Fortescue Metals Group(フォーテスキュー・メタルズ・グループ)の買収にも意欲を見せている。

また、中国勢が共同でBHP Billiton(BHPビリトン)を買収するなどの噂も流れ、鉄鉱石権益を巡る買収がさらに繰り広げられる可能性もある。

7月に買収が成立したことにより、オーストラリア政府が中国勢のオーストラリアへのさらなる進出を警戒する動きを見せている。

経緯

2008年7月11日Midwestが中鋼集団による買収が成立したと発表。中鋼集団はMidwestの株式過半数を取得。
2008年7月7日中鋼集団のMidwestの株式取得が確実になったことを受け、Murchison Metals(マーチソン・メタルズ)が買収を断念。
2008年6月9日中鋼集団がMidwest株式保有比率を40.09%へと引き上げたと発表。Murchison Metalsに対抗する狙い。
2008年5月26日Murchison MetalsがMidwestに買収提案。提示条件はMidwest1株当たり7.12A$。株式交換による。買収額は15億A$。
2008年4月29日中鋼集団が買収条件をMidwest1株当たり6.38A$に引き上げ、Midwestが中鋼集団の買収提案を受け入れると発表。買収条件はMidwest1株当たり6.38A$。買収額は13億6000万A$。
2008年4月28日中国外貨管理局などの中国当局が、中鋼集団のTOBを承認。
2008年3月19日Midwestが中鋼集団の買収提案を正式に拒否。評価が低いとの理由。
2008年3月14日中鋼集団がMidwestへの敵対的TOBに乗り出す。提示条件はMidwest1株当たり5.60A$。直近のMidwest株価に約35%のプレミアム。買収額は12億A$。全額現金で行い、株式過半数取得を目指す。既に中鋼集団はMidwest株式を19.89%所有しているため、30%強の取得となる。
2008年2月20日Midwestが中鋼集団の買収提案を拒否。
2007年12月中鋼集団がMidwestに買収提案。提示条件はMidwest1株当たり5.60A$。買収額は11億5000万A$。