コバルト
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※USGS |
コバルトは鉱山において他の資源を含む鉱石として採掘され、その主産物の精製過程における副産物として生産されることがほとんどであり、コンゴ民主共和国及びザンビアに広がるCopperbelt(カッパーベルト)では銅の副産物としてコバルトが、またカナダ、オーストラリア、キューバではニッケル鉱石にコバルトが含まれている。ニューカレドニアやフィリピンなどの生産国では鉱山において採掘されたニッケル・コバルト鉱石をオーストラリアなど他国へ輸出し、精錬過程を経てコバルトが生産されている。コバルト精錬ではオーストラリアの他、中国、フィンランド(OM Group)が大きなシェアを持っている。
カナダの資源企業Sherritt International(シェリット・インターナショナル)などを中心に鉱山生産が行われているキューバにはコバルトが豊富に埋蔵されており、今後は開発が活発化していく可能性がある。
エリア別コバルト生産国一覧
参考:USGSより