資源企業
世界の主な資源企業について。
ArcelorMittal Mines Canada(アルセロールミタル・マインズ・カナダ)
概要 | ||||||||||||||||||
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ArcelorMittal Mines Canada(アルセロールミタル・マインズ・カナダ)はカナダ国内最大級の鉄鉱石生産企業であり、世界最大の鉄鋼メーカーArcelorMittal(アルセロールミタル)の完全子会社。旧Québec Cartier Mining Company。ArcelorMittalのカナダでの鉄鉱石生産を担っており、Iron Ore Company of Canadaとともに同国内の鉄鉱石生産において大きなシェアを持つ。
ケベック州東部(ニューファンドランド・ラブラドール州との州境付近)で複数の鉄鉱山を所有しており、生産した鉄鉱石を南部のPort-Cartier(ポール-カルティエ)のプラントでペレット加工している。同社の年間鉄鉱石生産量は約1500万トン。
ArcelorMittal Mines Canadaの前身であるQuébec Cartier Mining Companyは1957年に米国の鉄鋼大手US Steelによって設立され、ケベック州Lac-Jeannine鉱床の開発を行う。1970年代に入り現在の主力となるMont-Wright及びFire Lake鉱床の開発を開始し、1970年代後半にはPort-Cartierでのペレットプラントの操業を開始。
1989年にUS SteelはQuébec Cartier Mining Companyの株式をカナダのDofasco(現ArcelorMittal Dofasco)、ブラジルのCaemi、日本の三井物産に売却。その後Québec Cartier Mining Companyの株式を巡る様々な売却・取得を経てDofascoが2005年に同社の全株式を取得。翌年ArcelorMittalの前身であるArcelorがDofascoを買収(同年ArcelorとMittalが合併)、その後Québec Cartier Mining Companyの社名をArcelorMittal Mines Canadaへと変更している。
参考:各社HP