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資源企業

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世界の主な資源企業について。

Areva NC(アレバNC)


Areva NCは原子力世界最大手のAreva(アレバ)の完全子会社であり、Arevaの鉱山生産部門を担う。旧Cogema(コジェマ)。年間6,000トン以上のウランを生産し、世界のウラン生産の約15%を占める世界最大級のウラン生産企業。


生産拠点はカナダ、カザフスタン、ニジェール。フランスでのウラン生産は2001年に終了している。


カナダでは完全子会社であるAreva Resources Canada(アレバ・リソーシズ・カナダ)を通して世界有数のウラン埋蔵地域であるサスカチワン州のアサバスカ盆地でウランを生産。ウラン生産世界最大手であるカナダのCameco(カメコ)とのJVで世界最大のウラン鉱山であるMcArthur River(マッカーサー・リバー)鉱山を含め複数の鉱山を所有、また日本の出光興産などともJVを組んでいる。同じくカナダで操業していた権益100%所有のCluff Lake鉱山は2002年にウラン生産を終了している。

カザフスタンでは国営企業であるKazatomprom(カザトムプロム)と1996年に合弁企業KATCOを設立、年間約1,500トンのウランを生産。

ニジェールでは同国政府との合弁であるSOMAIR(Societe des Mines de l'Air)、また日本のOURDなども含めた合弁のCOMINAK(Compagnie Miniere d'Akouta)といった2つの企業を設立し、1971年からウラン生産を行っている。ニジェールのウラン総生産量のほぼ全量がこの2社からの生産であり、ウラン生産は両社合計で年間3,000トン以上。


またニジェールでは、2009年にアフリカ最大であり世界第2の規模を持つウラン鉱床であるImouraren鉱床の開発でニジェール政府と合意しており、権益を約3分の2(66.65%)所有する。Imouraren鉱床では年間5000トン規模のウラン生産が見込まれ、Arevaグループ全体のウラン生産量が倍増する見通し。Imouraren鉱床からの生産開始は2012年頃。 (世界最大のウラン鉱床はオーストラリアのOlympic Dam。)

2007年に南アフリカ共和国のウラン開発企業UraMin(ウラミン)を買収し、アフリカにおけるウラン事業エリアを拡大させている。

また、オーストラリアの北部準州でもウラン開発を行っている他、金鉱山も所有している。

参考:各社HP