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世界の主な資源企業について。

African Rainbow Minerals(アフリカン・レインボー・ミネラルズ)


African Rainbow Minerals(アフリカン・レインボー・ミネラルズ、ARM)は南アフリカ共和国に本社を置く資源大手。国内の大手企業の権益を所有する他、大手資源企業とJVで石炭やPGM(白金族金属)など様々な資源を扱っている。生産拠点は南アフリカ共和国内であり、ベースメタルなどの開発はコンゴ民主共和国やザンビア、ナミビアで行っている。


南アフリカ共和国の主要証券取引所であるJSE(ヨハネスブルグ証券取引所)に上場しており、JSEの主要株価指数であるJSE/FTSE Top40指数に採用されている。



鉄関連部門

African Rainbow Mineralsの鉄関連事業では同国の大手生産企業であるAssmang(アソマン)の権益を50%所有している。Assmangは南アフリカ共和国内において鉄鉱石、クロム、マンガンともに国内最大級の生産企業。Assmangの残りの権益はOresteel(オアスチール)が所有している。


African Rainbow Mineralsの石炭事業ではARM Coalの権益を51%所有しており、南アフリカ共和国内で資源大手Xstrata(エクストラータ)の同国石炭部門であるXstrata Coal South AfricaとJV展開している。


南アフリカ共和国の主要石炭開発地域Witbank Coalfield(ウィットバンク炭田)を中心に石炭生産を行っている。

PGM事業では同国PGM生産大手のAnglo Platinum(アングロ・プラチナ)やImplats(インパラ)、そしてロシアの資源大手であるNorilsk Nickel(ノリリスク・ニッケル)とそれぞれ国内のPGM鉱山操業においてJVを組んでいる。


African Rainbow Mineralsの金事業では同国内金生産大手であるHarmony Gold(ハーモニー)の権益を16%所有している。


その他ベースメタルやコバルトの開発においては銅やコバルトの埋蔵量が豊富なザンビアやコンゴ民主共和国などでブラジルの資源大手Vale(ヴァーレ)とJVを組んで探鉱を行っている。もともと傘下企業であるカナダのTEAL Exploration & Miningを通じて探鉱を行っていたが、2009年にValeがTEAL Exploration & Miningの権益を取得することで50:50のJVとしている。そのためAfrican Rainbow Mineralsの南アフリカ共和国以外における探鉱は全てValeとのJVである。


コンゴ民主共和国では国営企業GécaminesとJV、ザンビアでは英国の銅生産大手Antofagasta(アントファガスタ)とJVを組んでいる。

参考:各社HP