Kinross Gold(キンロス・ゴールド)はカナダの金生産大手。年間産金量は2007年で世界11位。
米国、チリ、ブラジル、ロシアで生産。権益100%所有する金鉱山のほか、産金世界最大手のBarrick Gold(バリック・ゴールド)やAngloGold Ashanti(アングロゴールド・アシャンティ)などの大手企業とJVを組んでいる。主力はチリ。
また、2008年9月にカナダの同業Aurelian Resourcesを買収することでエクアドルの金プロジェクトを取得して同国での開発に参入している。ロシアではBema Goldの買収により同国北東部のチュクチ自治管区のKupol鉱山の権益75%を取得(残り25%は同区政府)。Kupol鉱山では2008年に生産が開始されている。同じくロシアで以前から操業していたJulietta鉱山はコスト削減のため2008年に売却している。
Kinross Goldの2007年の年間総産金量は160万オンス。2009年には生産量を250~260万オンスに増加させる計画。
Kinross Gold(キンロス・ゴールド)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。
Kinross Gold(キンロス・ゴールド)の主な開発プロジェクトとその予定される産物、開発に携わる傘下企業・JVの名称。