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世界の主な資源企業について。

PT Bumi Resources(ブミ・リソーシズ)


Bumi Resources(ブミ・リソーシズ)はインドネシアの資源大手であり、主力は石炭。インドネシア最大の一般炭生産企業であり、世界最大級の一般炭輸出企業である。インドネシア国内を中心に中東やアフリカで傘下企業を通じて事業展開。1990年にインドネシアの主要証券取引所であるIDX(インドネシア証券取引所)に上場しており、同国の複合企業Bakrie & Brothers(バクリー・アンド・ブラザーズ)が主要株主。


ホテルなどの観光業を目的として1973年に設立されたPT Bumi ModernがBumi Resourcesの前身。Bakrie & Brothers傘下のBakrie Capital Indonesia(バクリー・キャピタル・インドネシア)に買収された後、1998年にメイン事業を従来の観光業から石炭や原油などの生産を行うエネルギー事業へとシフト。2000年にはGallo Oil(旧Petroleum Development Company)を買収して社名をBumi ModernからBumi Resourcesへと変更し、Bumi Hotelなど観光関連の資産を売却してエネルギー資源生産事業に特化している。


インドネシアの主要資源企業の買収によって急成長を遂げている企業であり、2001年にはBHP Billiton(BHPビリトン)からインドネシアの石炭生産大手PT Arutmin(アルトミン)を取得、そして2003年にはBPやRio Tinto(リオ・ティント)から一般炭生産大手のPT Kaltim Prima Coal(KPC)を買収してインドネシアにおける石炭シェア40%を握る同国最大の石炭生産企業となる。


2008年にはインドネシアでベースメタルなどの開発を行うオーストラリア企業Herald Resources(ヘラルド・リソーシズ)を買収してインドネシア国内でベースメタルや金の資産も取得、事業を多角化させている。またモーリタニアでは鉄鉱石の探鉱を行っている。



Bumi Resources(ブミ・リソーシズ)の石炭部門は傘下企業を通じて石炭生産を行っており、インドネシア国内のボルネオ島が生産拠点。2001年のArutmin(アルトミン)の取得により石炭事業に参入している。


Arutminはボルネオ島南部で、Kaltim Prima Coal(KPC)はボルネオ島東部で石炭鉱山を所有している。Bumi Resourcesは2007年に両社の権益それぞれ30%をインドのTata Powerに売却しているため、Bumi ResourcesはArutminの権益を70%、KPCの権益は傘下企業Sitrade Coalなどを通じて65%所有している。

Bumi Resourcesの2008年の年間石炭生産量は約5300万トンであり、その約75%がKPCによる。2008年ではインドネシアの年間石炭総生産量の約4分の1を占めており、2012年にはグループ全体の年間石炭総生産量を1億トン以上まで引き上げることを目標としている。同社が生産した石炭の主な輸出先は日本をはじめとしたアジア。


主な鉱山

Bumi Resources(ブミ・リソーシズ)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

インドネシア
Batulicin-石炭Arutmin
Bengalon-石炭Kaltim Prima Coal(KPC)
・Melawan-石炭KPC
Mulia and Asam-Asam-石炭Arutmin
・North Pinang-石炭KPC
Sangatta-石炭KPC
Satui-石炭Arutmin
Senakin-石炭Arutmin

参考:各社HP