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世界の主な資源企業について。

Uranium One(ウラニウム・ワン)


Uranium One(ウラニウム・ワン)はカナダに本社を置くウラン生産大手。ウラン生産量は2007年で世界8位。カザフスタンを中心として、南アフリカ共和国、オーストラリア、米国で事業展開している。

主力鉱山はカザフスタンのAkdala鉱山。


今後5年間で世界トップ5のウラン生産企業となることを目標としている。



Uranium One(ウラニウム・ワン)のウラン部門は、カザフスタンのウラン大手Kazatomprom(カザトムプロム)とJV展開しているAkdala鉱山からの生産がメイン。カザフスタンでの生産はAkdala鉱山とSouth Inkaiプロジェクトを含めたBetpak Dala JVと、Kazatompromや日本勢とのJVでKharasan(ハラサン)プロジェクトも抱える。

南オーストラリア州のHoneymoon(ハネムーン)鉱山やGoulds Dam、Billerooプロジェクトを含めたオーストラリア部門の権益100%のうち、49%を日本の商社大手である三井物産に2008年10月に売却し、JVで事業展開する。


三井物産への売却額はUranium Oneの2007年の売上高の約半分に相当する約1億豪ドルであり、Honeymoon(ハネムーン)鉱山の商業生産開始は2009年末から2010年の見通し。


南アフリカ共和国ではDominionプロジェクトの権益を100%持つほか、南アの産金企業Aflease Gold Limitedの権益を67%持っている。


Uranium One(ウラニウム・ワン)のウラン生産は全量がBetpak Dala JVからの生産。


Honeymoon(ハネムーン)鉱山の年間ウラン生産量は権益100%ベースで約400トンの見通し。Betpak Dala JVは年間ウラン生産量を2000トンまで引き上げる拡張工事が2008年半ばに完了する予定であり、将来的には年間4000トンの生産まで増加させる計画。


カザフスタンでのSouth Inkaiプロジェクトからウラン生産が2009年に開始される見込みであり、Uranium Oneの2つ目のウラン鉱山となる。


2008年ではU3O8生産量は約1300トンであり、2007年から大幅アップ。2010年にはウラン生産量(U3O8)を年間約2540トンまで引き上げる見通し。カザフスタンでのSouth Inkai、そしてKharasan両プロジェクトからの生産が2010年までに寄与すると見られる。


2009年にARMZから権益50%を取得したKaratauウラン鉱山では2010年には約1,040トン(U3O8)のウラン生産を見込んでいる。同鉱山はKazatompromとのJVであり、2008年に本格生産が開始されている。


主な鉱山

Uranium One(ウラニウム・ワン)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

カザフスタン
Akdala-ウランBetpak-Dala JV
・Karatau-ウラン


主なプロジェクト

Uranium One(ウラニウム・ワン)の主な開発プロジェクトとその予定される産物、開発に携わる傘下企業・JVの名称。

オーストラリア
Honeymoon-ウラン

カザフスタン
Kharasan-ウランKyzylkum JV
・South Inkai-ウランBetpak-Dala JV

南アフリカ共和国
・Dominion-ウラン

参考:各社HP