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資源企業

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世界の主な資源企業について。

Votorantim Metais


Votorantim Metaisはブラジルの資源大手であり、中南米最大の亜鉛生産企業。亜鉛生産量は2007年で世界9位。ニッケル生産においてもブラジル最大の生産企業(同国内に生産拠点を置くブラジル企業として)であり、中南米で唯一電気ニッケルを生産している。本拠を置くブラジルやペルーで事業展開している。

エネルギーやファイナンスなど多岐にわたる事業を手がける複合企業Votorantimグループの1社。同グループの資源生産部門を担っており、グループ全体の利益の30%を占める中核企業である。


1956年にVotorantimによって亜鉛生産のためミナス・ジェライス州で設立されたMineira Minerals CompanyがVotorantim Metaisの前身。その後1996年にVotorantimの組織改革によってVotorantim Metaisが設立される。亜鉛・ニッケル・鉄鋼の3事業を主体とし、買収などにより規模を拡大させていくが、3事業の中で1937年から行っている最も古い事業である鉄鋼は2008年にVotorantimグループ内の他企業として分離されている。


ペルーに所有するCajamarquilla Zinc Refineryプラントから亜鉛生産過程における副産物としてインジウムも生産されている。



Votorantim Metaisの亜鉛部門はVotorantim Metais Zincoが行っており、生産拠点はブラジル国内のミナス・ジェライス州。Três Marias部門とJuiz de Fora部門に分かれる。2つの亜鉛鉱山から亜鉛鉱石を採掘し、それぞれ同州にあるプラントで亜鉛地金生産を行っている。またペルーでもプラント(Cajamarquilla Zinc Refinery)を所有している。


亜鉛事業は1956年から行われており、1970年に亜鉛地金生産で年間10,000トンを突破。1993年には90,000トンに増加。亜鉛事業の設立以来の主力であるTrês Marias部門の他、2002年にはParaibuna Metals Companyを取得することにより活動地域を拡大(Juiz de Fora部門)させ、2004年にはペルーのCajamarquilla Zinc Refineryを取得することでブラジル国内のみだけでなくペルーへも活動地域を拡大。世界トップクラスの亜鉛生産企業へと成長を遂げている。


また2005年にはペルーの非鉄大手Milpoの株式24.9%を取得している。


Votorantim Metaisの2006年の亜鉛地金生産量は約40万トン。


Votorantim Metaisのニッケル部門は1957年にCompanhia Niquel Tocantinsを取得し、ゴイアス州の鉱山の操業を開始。その後1981年には電気ニッケルの生産を開始している。


ブラジルに生産拠点を置く同国企業としてはニッケル生産量はブラジル最大(ブラジル企業としてはValeがニッケル生産量最大だがブラジルのニッケル部門はカナダのVale Incoがカナダ国内で行っている)であり、世界15位に入るニッケル生産企業である。


サンパウロでは国内唯一である電気ニッケルプラントの操業を1981年より行っている。また、ニッケル生産において副産物としてコバルトも生産している。


主な鉱山

Votorantim Metaisの主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

ブラジル
・Morro Agudo-亜鉛Votorantim Metais Zinco
Vazante-亜鉛Votorantim Metais Zinco

参考:各社HP