ナミビア
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WNAによればナミビアの2021年における年間ウラン生産量は約5,753トン。世界2位のウラン生産国であり、アフリカ最大のウラン生産国。世界全体の年間ウラン生産量の約12%を占める。
ナミビアではウラン生産は同国中央部のエロンゴ州(Erongo)を中心として主に中国企業グループによって行われている。
エロンゴ州
ナミビア国内中央部のエロンゴ州では中国の国営企業CNNC(China National Nuclear Corporation)グループの※CNUC(China National Uranium Corporation)とナミビア政府などとのJVによってRössing鉱山(Rössing Uranium)からウラン生産が行われている。同鉱山は古くから生産が行われている国内の主要ウラン鉱山であり、年間2,400トンクラスのウランが生産されている。
Rössing鉱山の近隣で2016年にウラン生産が開始されたHusab鉱山では2021年においてナミビア国内最大(アフリカ最大)となる年間3,300トンクラスのウランが生産されている(Swakop Uranium、中国企業とナミビア政府とのJV)。オーストラリアのPaladin EnergyとCNNCのJVであるLanger Heinrich鉱山は2018年に生産をストップしている。
※CNUCは2019年にRio TintoからRössing鉱山の権益を取得
参考:World Nuclear Association、Namibian Uranium Association、各社HP