ペルー
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USGSによればペルーの2020年におけるモリブデンの年間生産量は約32,185トン。世界4位のモリブデン生産国であり、中南米ではチリに次ぐ2位のモリブデン生産国。世界全体の年間モリブデン生産量の約11%を占める。
ペルーでは同国南東部を中心に銅鉱山から副産物としてモリブデンが生産されており、米国のSouthern Copper Corporation(SCC、Grupo Mexicoグループ)やFreeport-McMoRanなど世界の主要銅生産企業がペルー国内のモリブデン生産において大きなシェアを持っている。
ペルー南東部ではSCCがCuajone、Toquepalaの2鉱山から年間計10,000トンクラスのモリブデン生産を行っている他、Freeport-McMoRanや住友グループなどが権益を所有するCerro Verde鉱山から年間9,000トンクラスのモリブデン生産が行われている。
USGSによれば2021年におけるペルーのモリブデン埋蔵量は約230万トンとされている。世界3位のモリブデン埋蔵国であり、世界全体のモリブデン埋蔵量の約14%を占めている。
参考:U.S. Geological Survey、各社HP