オーストラリア
主な産物
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オセアニア・オーストラリアの主な産物について。 |
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※BP Statistical Review |
クイーンズランド州のBowen Basin(ボーエン盆地)及びニュー・サウス・ウェールズ州のHunter Valley Coal Chain(ハンター・バレー)では石炭の埋蔵量が豊富にあり、両地域では資源メジャーをはじめとして様々な資源企業によって集中的に開発・生産が行われている。また褐炭の生産ではそのほとんどがビクトリア州で行われている。
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Hunter Valleyはニュー・サウス・ウェールズ州東部のGunnedah・Ulan・Newcastleを結ぶ地域であり、生産された石炭の主要積出港はNewcastle港。
資源メジャーであるBHP Groupと日本の三菱商事のJVであるBMAや、英国・オーストラリアの資源大手であるRio Tinto(リオ・ティント)のオーストラリアでの石炭生産部門であるRio Tinto Coal Australia(RTCA)などがBowen Basinをメインの生産拠点としている。また、同じく主要石炭生産企業であるスイスの資源大手Xstrata(エクストラータ)、そしてAnglo American(アングロ・アメリカン)のオーストラリアでの石炭事業を担うAnglo Coal Australia(アングロ・コール・オーストラリア)は両地域にわたって石炭生産を行っている。
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※日本向けFOB、ABARE |
オーストラリアで生産された石炭はアジアを中心に輸出されており、特に一般炭の輸出量ではそのほとんどがアジア向けとなっている。また原料炭、一般炭ともに日本が最大の輸出先であり、日本の石炭輸入量全体におけるオーストラリアの割合は2007年では約47%を占めている。
オーストラリアの日本向けの原料炭(Hard coking coal、強粘炭)及び一般炭(Thermal coal)価格は石炭需要の増加により2008年には原料炭が1トン当たり約340豪ドル(約300米ドル)、一般炭が約142豪ドル(約125米ドル)と前年比で大幅に上昇している。
資源企業 |
オーストラリアで石炭鉱山生産・開発プロジェクトを展開する主な世界の資源企業。
・ | Anglo American | - | 英国 |
・ | Anglo Coal Australia / Anglo American | - | オーストラリア |
・ | Aquila Resources | - | オーストラリア |
・ | BHP Billiton | - | 英国・オーストラリア |
・ | BMA / BHP Billiton・三菱商事 | - | オーストラリア |
・ | BMC / BHP Billiton・三井物産 | - | オーストラリア |
・ | Cliffs Natural Resources | - | 米国 |
・ | Cockatoo Coal | - | オーストラリア |
・ | Coal & Allied / Rio Tinto Coal Australia | - | オーストラリア |
・ | Gloucester Coal | - | オーストラリア |
・ | Leichhardt Coal | - | オーストラリア |
・ | LG International | - | 韓国 |
・ | Peabody Energy | - | 米国 |
・ | Peabody Pacific / Peabody Energy | - | オーストラリア |
・ | Republic Coal | - | オーストラリア |
・ | Resource Pacific | - | オーストラリア |
・ | Rio Tinto | - | 英国・オーストラリア |
・ | Rio Tinto Coal Australia / Rio Tinto | - | オーストラリア |
・ | Vale | - | ブラジル |
・ | Wesfarmers | - | オーストラリア |
・ | Whitehaven Coal | - | オーストラリア |
・ | Xstrata | - | スイス |
・ | 出光興産 | - | 日本 |
・ | 伊藤忠商事 | - | 日本 |
・ | 住友商事 | - | 日本 |
・ | 丸紅 | - | 日本 |
・ | 三井物産 | - | 日本 |
・ | 三菱商事 | - | 日本 |
参考:各社ホームページ、BP Statistical Review、ABARE、Bowen Basin、HVCCLTより