カナダ
主な産物
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北米・カナダの主な産物について。 |
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※WNA |
同国ではサスカチワン州(SK)北部のアサバスカ湖(Lake Athabasca)から南東部へわたって広がるアサバスカ地域(Athabasca)にウラン生産及び開発が集中しており、国内企業であるCameco(カメコ)やフランスの原子力大手Areva(アレバ)がカナダ国内のウラン生産において圧倒的なシェアを持っている。両社は主にJVで生産を行っている。
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※Natural Resources Canada |
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McArthur River鉱山やRabbit Lake鉱山の近隣で開発が進められているCigar Lake(シガー・レイク)プロジェクトでは2011年頃の生産開始が見込まれており、同プロジェクトには従来の主要ウラン生産企業の他に日本企業が出資している。
サスカチワン州以外ではヌナブト準州(NU)でArevaによってKiggavikプロジェクトが進められている他、その他企業によってオンタリオ州(ON)やブリティッシュコロンビア州(BC)などで探鉱が行われている。
カナダで生産されたウランは2008年ではその18%が国内で消費され、残る大半が輸出されている。
1999年に生産を開始したMcArthur River鉱山が世界最大規模のウラン生産量を維持しているものの現在は同鉱山の鉱石を処理しているプラントとなっているKey Lake(キー・レイク)鉱山やArevaが所有していたCluff Lake鉱山の閉山、そしてRabbit Lake鉱山など、かつてのカナダ国内主要ウラン鉱山の生産量減少によりカナダ国内の総生産量では減少傾向が続いている。
資源企業 |
カナダでウラン鉱山生産・開発プロジェクトを展開する主な世界の資源企業。
・ | Areva | - | フランス |
・ | Cameco | - | カナダ |
・ | Denison Mines | - | カナダ |
・ | Freewest Resources Canada | - | カナダ |
・ | 海外ウラン資源開発(OURD) | - | 日本 |
参考:各社ホームページ、World Nuclear Association、Natural Resources Canadaより