ウクライナ
主な産物
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欧州・ウクライナの主な産物について。 |
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(※データはWNAによる推定値) |
また、ウクライナでは2010年代から相次いで原子力発電の建設が始まり、2010年代半ばから操業が開始されていく見通しであり、ウラン需給の逼迫が懸念されている。そのため従来はウクライナのウラン鉱床に関するデータは国家機密事項であったが、2007年には鉱床開発に外資企業を誘致するために鉱床情報の公開に踏み切っている。
ウクライナは欧州では最大級のウラン埋蔵量を有しているため、今後は原子力発電所の増設によるウラン需要増加に伴い外資企業とのJVによるウラン開発が進んでいくとみられる。
ウクライナでウラン生産に携わるのは2007年で国営企業Ukratomprom傘下のVostGOK(Vostochny Uranium Ore Mining and Processing Enterprise)のみであり、Ingul'skaya鉱山やSmolinskaya鉱山から年間約800トンのウランを生産している(ウクライナの原子力発電によるウラン需要量は年間約2400トン。)
VostGOKが進めているNovokonstantinovskoyeプロジェクトからウラン生産が2009年頃に開始される予定であり、年間ウラン生産量を1400トンクラスまで引き上げる見通し。
資源企業 |
ウクライナでウラン鉱山生産・開発プロジェクトを展開する主な世界の資源企業。
・ | VostGOK | - | ウクライナ |
参考:各社ホームページ、World Nuclear Association、JOGMECより