ASX(オーストラリア証券取引所)はオーストラリア最大の証券取引所であり、時価総額で世界的にも大きな規模を持つ証券取引所。オーストラリアの主要都市シドニーにある。
1861年にメルボルンで設立された証券取引所が前身。オーストラリア初となる同証券取引所の後、1871年にはシドニー証券取引所(Sydney Stock Exchange)、1882年にはホバート証券取引所(Hobart Stock Exchange)など合わせて6つの証券取引所が相次いで設立。1987年に併合が行われてオーストラリア証券取引所(Australian Stock Exchange)となる。
2006年に先物取引所として大きな規模を持つシドニー先物取引所(Sydney Futures Exchange、SFE)と合併し、Australian Securities Exchangeとなっている。
オーストラリアはウランや石炭、金など様々な資源が埋蔵されている大国であり、資源輸出がオーストラリア経済に大きな影響を与える。上場企業においてもオーストラリア証券取引所にはBHP Billiton(BHPビリトン)やRio Tinto(リオ・ティント)など世界最大級の規模を持つ資源メジャーをはじめとして、大小様々な資源企業が上場している。