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資源について > 鉱山 > オーストラリアの鉱山 > Cannington

オーストラリアの主な鉱山について。

Cannington(カニングトン)

Cannington(カニングトン)鉛・亜鉛・銀鉱山周辺地図
所在Queensland
(クイーンズランド州)
産物鉛・亜鉛・銀
操業開始1997年
採掘方法坑内掘

権益比率
BHP Billiton100%


Cannington(カニングトン)鉱山は世界最大の銀鉱山。世界4位の銀生産国であるオーストラリア全体の年間銀生産量の半分強、世界全体の年間銀生産量の約5%を占める。鉛生産量も世界最大級。クイーンズランド州の都市Mt Isa(マウント・イーサ)の南東約300km、Townsville(タウンズビル)の西約800kmの位置にある。鉱石の採掘から精鉱生産まで行われている。1990年に鉱床が発見され、1997年に生産が開始されている。

英国・オーストラリアの資源メジャーであるBHP Billiton(BHPビリトン)が所有。同社の銀部門及び鉛部門の主力鉱山であり、銀生産量で同社の年間生産量の約80%、鉛生産量で同社の年間生産量のほとんどを占める。亜鉛生産量では同社がペルーでJV展開するAntamina(アンタミナ)鉱山に次ぐ生産量であり、同社の年間亜鉛生産量の約3分の1を占める。

BHP Billitonの2009年6月期ではCannington鉱山からの年間銀生産量は約3300万オンス。年間鉛生産量は約227,000トン。年間亜鉛生産量は約55,000トン。2009年6月における埋蔵量(確認及び推定)は銀が約2億5000万オンス、鉛が約200万トン、亜鉛が約94万トン(品位:銀324g/t、鉛8.3%、亜鉛3.9%)。

同鉱山で生産された精鉱は国内含め世界各国の製錬所へ出荷される。主な販売先は世界最大級の亜鉛・鉛製錬企業であるNysterや国内のMt Isa(Xstrata所有)、スウェーデンのBoliden(ボリデン)や日本の東邦亜鉛など。

参考:各社ホームページ、Silver Instituteより