鉱山
コロンビアの主な鉱山について。
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Cerrejon鉱山はコロンビア最大の石炭輸出企業であるCerrejon Coal Companyが所有する石炭鉱山の総称であり、コロンビア北東部のGuajira(グアヒラ)半島に位置する。
Cerrejon Coal Companyは資源メジャーのBHP Billiton(BHPビリトン)、Anglo American(アングロ・アメリカン)、スイスのXstrata(エクストラータ)との権益3等分によるJV。Xstrataは親会社であるGlencore(グレンコア)から権益を取得している。
Cerrejon炭鉱は北部・中央部などに分かれる。
中核を占める北部(Cerrejon Zona Norte)炭鉱はもともとコロンビア国営企業のCarbocolと米国の石油メジャーであるExxon Mobil(エクソン・モービル)傘下のIntercorとの折半出資によるJVで進められていたプロジェクトであり、1977年から開発、1986年から生産が開始されている。
2000年にBHP Billiton、Anglo American、Glencoreの連合がコロンビア政府所有権益(50%)を取得、Exxon Mobilが所有する残りの権益を2002年に取得し、Cerrejon Coal Companyとして生産を行っている。
中央部では1981年より生産が行われ、Glencoreが1995年に権益を取得。その後1997年にAnglo American、2000年にBHP Billitonが参入している。
Cerrejonから生産される石炭は全量が北部に位置するPuerto Bolivar積出港に運ばれ、主に欧州向けに輸出される。欧州の他には米国や中南米。
Cerrejonから得られるロイヤルティーはGuajira経済に多大な影響を及ぼす。
Cerrejonの年間石炭輸出量は北部・中央部合わせて約3100万トン。
参考:各社ホームページより