鉱山
カメルーンの主な鉱山について。
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Mbalam鉱山(プロジェクト)はカメルーン南東部・コンゴ共和国との国境付近で行われている大規模鉄鉱石プロジェクト。カメルーンの首都Yaounde(ヤウンデ)の南東約400kmの位置にある。
オーストラリアの資源企業Sundance Resources(サンダンス・リソーシズ)傘下のCamIronが権益を所有している。Sundance Resourcesの主力プロジェクトであり、鉱山生産から鉄道、港湾施設まで一貫体制。
Mbalam鉄鉱石プロジェクトでは2012年頃の生産開始、年間3500万トンクラスの鉄鉱石生産を見込んでいる。アフリカでは最大の鉄鉱山である南アフリカ共和国のSishen鉄鉱山に匹敵する生産規模となるとともに、資源メジャー及び中国企業が出資している鉄鉱山・プロジェクトを除けば世界最大級の規模となる。マインライフは20年以上と見られている。
同プロジェクトで生産された鉄鉱石は同国南西部・Kribi(クリビ)付近の港湾施設より欧州やアジアなどの主要鉄鋼生産国へ出荷される見通しであり、同プロジェクトからの生産が開始されればカメルーンはアフリカでは南アフリカ共和国に次ぐ主要鉄鉱石輸出国となり、鉱物資源に乏しい同国経済に利益をもたらすプロジェクトとして期待されている。
Sundance Resourcesは2006年にCamIronを取得したことによりMbalam鉄鉱石プロジェクトに参入している。
参考:各社ホームページより