鉱山
フィリピン
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アジア・フィリピンの主な鉱山について。 |
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Tampakan(タンパカン)鉱山(プロジェクト)はフィリピン南部のミンダナオ島で行われている大規模銅・金プロジェクト。未開発の銅・金鉱床としては東南アジア最大級の規模を持つ。1980年代に鉱床が発見され、South Cotabato(サウス・コタバト州)、Sultan Kudarat、Davao del Surの3つの州にまたがって開発が進められている。General Santos City(ジェネラル・サントス・シティー)の北約65kmの位置にある。
スイスの資源メジャーであるXstrata(エクストラータ)、オーストラリアの資源企業Indophil Resources(インドフィル・リソーシズ)、フィリピン企業であるAlsons Corporationの3社によるJVであるSagittarius Mines(SMI)が操業を行っている。
Xstrataは2003年のMIM Holdingsの買収によりTampakanプロジェクトに対するオプション権を取得。2006年にオプション権を行使して同プロジェクトの権益62.5%を取得している。
Tampakanプロジェクトの権益を巡ってXstrataがIndophil Resourcesに買収を仕掛け、Indophil Resourcesが反発。2008年10月にはAlsons Corporationが香港の投資会社であるCrosby Capital Partners(クロスビー・キャピタル・パートナーズ)と組んでIndophil Resourcesの全権益を取得することで合意するなど、Indophil ResourcesとXstrataの対立が見られる。
2009年末には同プロジェクトへの参入を目的として中国の金・銅生産大手である紫金砿業集団(Zijin Mining)がIndophil Resourcesに買収提案を行っている。
参考:各社ホームページより