原油
普段、何気なく使用している原油。しかし、生活には必要不可欠な資源であり、原油価格が高騰すれば、様々な製品のコスト上昇につながり、経済の低迷を招く。また、産油国には莫大な資金が生まれ、潤沢な資金を他国への投資につぎ込むことで、産油国の支配が拡大する可能性もある。
原油とは? |
| |||||||||||||||||
主に米国のテキサス州、英国の北海、中東ドバイ産の原油がそれぞれNYMEX、LME、TOCOMで取引され、主要3市場となっている。特に、NYMEXで取引されるWTI原油の価格が国際指標となっている。
原油生産は石油メジャーと呼ばれる企業が支配していたが、産油国のOPEC結成、資源ナショナリズムを経て、権限は産油国に移っている。
代表的な産油国はサウジアラビア、イラク、イランなど。原油生産量の中東に占める割合が高く、主に中東の産油国で結成されているOPECの原油生産調整の度合いで原油価格が左右されることもある。また、中東以外にも、中国やブラジルなどの新興国でも原油採掘が進んでいる。
代表的な産油企業はExxon Mobil(エクソンモービル)、BP、Chevron(シェブロン)などの石油メジャー。