資源ランキング
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ウラン生産量(鉱山別)
原子力発電などに使用される資源であるウランの鉱山別の生産量ランキング。
2021年
ランク | 鉱山 | 所在 | 採掘方法 | 生産量 (tonnes U) |
---|---|---|---|---|
1 | Cigar Lake | カナダ | 坑内掘 | 4,693 |
2 | Inkai 1-3 | カザフスタン | ISL | 3,449 |
3 | Husab | ナミビア | 露天堀 | 3,309 |
4 | Karatau (Budenovskoye 2) | カザフスタン | ISL | 2,561 |
5 | Rossing | ナミビア | 露天堀 | 2,444 |
6 | Four Mile | オーストラリア | ISL | 2,241 |
7 | SOMAIR | ニジェール | 露天堀 | 1,996 |
8 | Olympic Dam | オーストラリア | 坑内掘 | 1,922 |
9 | Central Mynkuduk | カザフスタン | ISL | 1,579 |
10 | Kharasan 1 | カザフスタン | ISL | 1,579 |
※ | KATCO | カザフスタン | ISL | 2,840 |
※ | SMCC | カザフスタン | ISL | 2,321 |
WNAによれば2021年の世界全体の年間ウラン生産量は48,332トン。生産量上位10鉱山の2021年の年間合計ウラン生産量は25,773トンであり、上位10鉱山で世界全体の約53%を占める。
世界最大のウラン生産国であるカザフスタンでは低コストでの採掘が可能なIn Situ Leach(ISL、井戸を掘りウランを溶解させて汲み上げる方法)によるウラン生産が主流となっている。
カナダでは世界最大級のウラン鉱山であるMcArthur River鉱山が2018年に生産ストップしている為、2021年の国内ウラン全生産量がCigar Lake鉱山からの生産による。
BHPがオーストラリアで生産を行っているOlympic Dam(オリンピック・ダム)鉱山では銅の副産物としてウランが生産されている。
※カザフスタンで複数の鉱山で生産を行っているJV名での公表データは除外されている(KATCO-KazatompromとOranoのJV:2鉱山、SMCC-KazatompromとUranium OneのJV:2鉱山)。
参考:World Nuclear Association、各社HP