ウラン
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鉱山 |
国別の主なウラン鉱山。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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※ウラン鉱山 |
※ウラン生産量(鉱山別) - 資源ランキング |
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ウランとは? |
概要 | ||||||||||||
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ウランを原料とする原子力発電は二酸化炭素を排出しないことから、地球温暖化防止の鍵を握る金属である。
中国で原子力発電の需要が特に高まっていることや、世界一のウラン埋蔵国であるオーストラリアがウラン採掘に規制をかけていることなどにより、需給逼迫懸念が起きている。
ウランは鉱床から採掘され、採掘方法は従来の鉱石採掘方法である露天堀や坑内堀の他、ISL(In Situ Leach)による採掘も行われている。
鉱床において採掘された鉱石は、鉱山の中の、採掘現場の近隣にある施設である選鉱プラントへ運ばれる。プラントで粉砕された後に硫酸に浸して溶解され、ウランとその他を分離する選鉱過程を経てイエローケーキと呼ばれるウラン精鉱へと精製される。通常はウランはイエローケーキとして取引され、資源企業のウラン生産においても通常はイエローケーキ生産量が示される。
ウランはUxC(Ux Consulting Company)やTradeTechが公表している価格が国際指標となっており、主に売り手と買い手との長期供給契約により取引される。2007年には米国の先物取引所であるNYMEXでウラン先物取引が開始されている。