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資源企業

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世界の主な資源企業について。

Compañía Minera del Pacífico(CMP)


Compañía Minera del Pacífico S.A.(CMP)はチリに本社を置く同国内最大の鉄鉱石生産企業。チリの年間鉄鉱石生産量のほとんどを占める。チリの資源大手CAP傘下。CAPはCMPの株式を99.9%所有している。

鉄鉱石 - チリの主な産物

生産拠点はチリ国内であり、第Ⅲ州を中心として第Ⅳ州などで主に傘下企業を通じて鉄鉱山を所有している。日本の商社である三菱商事が主要JVパートナーであり、三菱商事の子会社MC Inversiones LimitadaとのJVであるCompañía Minera Huasco S.A.(CMH)の権益を所有している(比率50:50)。主力は第Ⅲ州のEl Algarrobito(アルガロボ)鉄鉱山やLos Colorados(ロス・コロラドス)鉄鉱山などからなるHuasco Valleyであり、2008年ではCMPの年間鉄鉱石生産量全体の約75%を占める。


1981年にCAP(当時はCompañía de Acero del Pacífico S.A.)の組織変更に伴い同社の鉄鉱石事業を担当する傘下企業として設立。1959年にチリ国内第Ⅲ州のEl Algarrobo鉄鉱山を取得することにより鉄鉱石事業を開始。1971年には第Ⅳ州でEl Romeral(ロメラル)鉄鉱山を取得、1995年に第Ⅲ州に位置するLos Colorados鉄鉱石プロジェクトの開発にあたってMC Inversiones LimitadaとCompañía Minera Huasco S.A.を設立し、1998年よりLos Colorados鉄鉱山より鉄鉱石生産を行っている。


2007年には第Ⅲ州でのプロジェクト展開のためMinera Hierro Atacama S.A.を設立している(Hierro Atacamaプロジェクト)。



CMPの2008年の年間鉄鉱石生産量は約843万トン。

CMPの生産する鉄鉱石は親会社CAPの主力事業の1つである鉄鋼事業を担うCompañía Siderúrgica Huachipato S.A.(CSH)の鉄鋼原料として充当される他、海外へ向けて出荷されている。


海外の主な販売先は中国をはじめとして日本やインドネシアなどアジア向けが中心。2008年地域別売上高では中国向けが全体の34.6%を占める。供給先企業は中国が済南鉄鋼や杭州鋼鉄など、日本はJFEや神戸製鋼など。



主な鉱山

Compañía Minera del Pacífico S.A.(CMP)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

チリ
Los Colorados-鉄鉱石
El Algarrobo-鉄鉱石
El Romeral-鉄鉱石

参考:各社HP