資源企業
世界の主な資源企業について。
Samancor Chrome(サマンコール・クロム)
概要 | ||||||||||||||||||
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Samancor Chrome(サマンコール・クロム)は世界最大級のクロム・フェロクロム生産企業であり、南アフリカ共和国で事業展開。
同国内におけるフェロクロム生産量ではXstrata(エクストラータ)とMerafe ResourcesのJVであるXstrata-Merafe Chrome Venture(フェロクロム生産量世界最大)に次いで国内2位。世界のクロム生産の約半分を占める南アフリカ共和国において重要な地位を占める企業である。ロシアのKermas Groupが主要株主であり、Samancor Chromeを完全所有するKermas South Africaの株式を34.5%所有している。
資源メジャーであるBHP Billiton(BHPビリトン)とAnglo American(アングロ・アメリカン)が所有する南アフリカ共和国の資源大手Samancor(サマンコール)のクロム部門であったが、2005年にKermas GroupがSamancor Chromeを取得することにより同社の傘下となる。その後2006年にKermas GroupはKermas South Africaの株式過半をBEE(Black Economic Empowerment)企業に売却している。
Samancor Chromeの生産拠点はPGM(白金族金属)をはじめとする資源埋蔵地域として知られる南アフリカ共和国北東部のBushveld Complex(ブッシュフェルド・コンプレックス)。ムプマランガ州から北西州にかけてクロム鉱山を所有している。クロム鉱山で生産した鉱石はその大半が国内のプラントでフェロクロム生産に充てられ、一部を輸出している。
年間約300万トンのクロムを生産。
主な鉱山 |
Samancor Chrome(サマンコール・クロム)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。
南アフリカ共和国 |
・Eastern Chrome | - | クロム |
・Western Chrome | - | クロム |
参考:各社HP