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資源企業

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世界の主な資源企業について。

Vedanta Resources(ベダンタ・リソーシズ)


Vedanta Resources(ベダンタ・リソーシズ)は英国の資源大手。インドを中心にオーストラリアやザンビアで事業展開。インドで事業展開する資源企業としては国内最大級の規模を持つ。インド国内大手資源企業を傘下に抱え、その傘下企業を通じて生産を行っている。銅・亜鉛・鉛・アルミなどベースメタルが主体の非鉄金属事業の他に発電事業も手がける。創業者はインドの大富豪Anil Agarwal氏。英国の主要証券取引所であるLSE(ロンドン証券取引所)に上場しており、LSEの主要株価指数であるFTSE100種総合指数の構成銘柄に採用されている。


主な傘下企業
権益
Sterlite Industries59.9%
KCM79.4%
MALCO80.0%
Vedanta Aluminium70.5%
Sesa Goa51.0%

インドの資源大手Sterlite Industries(スターライト インダストリーズ)、亜鉛・鉛大手Hindustan Zincを傘下にもつ(Hindustan ZincはSterlite Industries傘下)。


主力のインド以外のザンビアやオーストラリア(タスマニア州)では銅を生産。ザンビアではKonkola Copper Mines(KCM)、オーストラリアではCopper Mines Of Tasmania(Sterlite Industries傘下)が生産を行っている。


2007年に日本の商社大手である三井物産からインドの鉄鉱石生産企業Sesa Goa(セサ・ゴア)の権益を51%取得することにより鉄鉱石事業も行っている。Sesa Goaはインドの民間企業としては国内最大級の鉄鉱石生産企業であり、インド国内で鉄鉱山から年間約1200万トン規模の鉄鉱石生産を行っている。


アルミ部門はMadras Aluminium(MALCO)やVedanta Aluminiumなど。


インドの経済成長に伴い急成長を遂げる。



【2009年】   【2008年】   【2007年】

Vedanta Resourcesグループ売上の約半分を銅が占める。銅資産はインド、オーストラリア、ザンビアに分かれ、インドが主力。


営業利益ベースでは2008年・2009年ともに亜鉛が全体の半分強を占める。鉄鉱石の売上は2008年から。エリア別売上ではインド向けがメイン。


2008年と比較して2009年では売上が増加しているのは鉄鉱石部門のみ。銅以外の事業で生産量は増加しているものの、主力の銅や亜鉛での売上・利益の減少が目立つ。


2009年の純資産額76億米ドルのうち約45億米ドルは少数株主持分。



主な鉱山

Vedanta Resources(ベダンタ・リソーシズ)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

オーストラリア
Mt Lyell-Sterlite Industries India

インド
・Karnataka-鉄鉱石Sesa Goa
・Orissa-鉄鉱石Sesa Goa
Rajpura Dariba-亜鉛・鉛・銀Sterlite Industries India
Rampura Agucha-亜鉛・鉛・銀Sterlite Industries India
・Sindesar Khurd-亜鉛・鉛Sterlite Industries India
・Zawar-亜鉛・鉛Sterlite Industries India

ザンビア
・Konkola-Konkola Copper Mines(KCM)
・Nampundwe-KCM
・Nchanga-KCM

参考:各社HP