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オーストラリア

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銅生産推移
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DISERによればオーストラリアの2021年における年間銅生産量(鉱山生産)は約82万トン。※世界7位の銅生産国であり、世界全体の年間銅生産量の約3.9%を占める。

オーストラリアでは銅は国内広域にわたって生産されており、2021年では南オーストラリア州(South Australia)の生産量がオーストラリア全体の年間銅生産量の約34%を占めている。同国では銅は他の様々な資源とともに生産されており、資源メジャーBHPやGlencoreをはじめとして世界の主要金生産企業などが同国内に所有する鉱山から金などとともに銅を生産している。

銅鉱山

南オーストラリア州

オーストラリア国内最大の銅生産州である南オーストラリア州では同州中央部から東部にかけて銅生産が行われており、BHPが国内最大の銅鉱山であるOlympic Dam鉱山から年間15万トンクラスの銅生産を行っている。Olympic Dam鉱山では銅の他、金やウランなどが生産されている。またOlympic Dam鉱山周辺では国内企業OZ MineralsがProminent Hill、Carrapateenaの2鉱山から年間計11~12万トンクラスの銅を生産している。両鉱山では銅の他に金も生産されている。

その他の州

クイーンズランド州(Queensland)では同州西部を中心に銅生産が行われており、2021年において国内最大の銅生産シェアを持つGlecoreが同州に所有する国内最大の亜鉛・鉛鉱山であるMount Isa鉱山などから年間計14万トンクラスの銅を生産しており、※Ernest Henry鉱山では金や銀も生産されている。

ニュー・サウス・ウェールズ州(New South Wales)では同州東部で国内の金生産企業であるNewcrest MiningのCadia Valley鉱山、また中国のCMOCと住友グループのJVであるNorthparkes鉱山から銅や金が生産されている。また同州中央部のCobarで※Glecoreが所有するCSA鉱山では年間4~5万トンクラスの銅が銀とともに生産されている。

西オーストラリア州(Western Australia)では国内企業Sandfire Resourcesによって同州最大の銅鉱山であるDeGrussa鉱山から年間7万トンクラスの銅が生産されている他、世界最大級の金生産企業であるNewmontが国内最大級の金鉱山であるBoddington鉱山から金とともに銅を生産している。

USGSによれば2021年におけるオーストラリアの銅埋蔵量は約9300万トンとされている。チリに次いで世界2位の銅埋蔵国であり、世界全体の銅埋蔵量の約11%を占めている。可採年数は約113年。

※2021年の世界全体・オーストラリア以外の各国の銅生産量データはUSGSによる推定値(世界全体で約2100万トン)。データの無い国除く
※GlencoreはErnest Henry鉱山は2022年にEvolution Miningへ売却
※GlencoreはCSA鉱山は2022年にMetals Acquisition Corpへ売却

参考:Department of Industry, Science, Energy and Resources、U.S. Geological Survey、Geoscience Australia、Department of Regional New South Wales、各社HP

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