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チリ

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Cochilcoによればチリの2020年における銅(鉱山生産)の年間生産量は約573万トン。世界最大の銅生産国であり、世界全体の年間銅生産量の約28%を占める。

チリにおける銅生産では従来からの銅精鉱生産に加えてSX-EW(solvent extraction-electrowinning)法による電気銅生産が広く行われており、2020年ではSX-EW法による電気銅生産がチリの銅生産全体の約26%を占めている(約147万/573万トン)。またチリの銅鉱山の多くでは副産物としてモリブデンも生産されている。

チリでは主に同国中央部から北部にかけて銅生産が行われており、中でも同国北部のアントファガスタ州(Antofagasta、第Ⅱ州)で活発に銅生産が行われている。2020年では同州での銅生産量がチリの年間銅生産全体の約54%を占めている。

チリ国内の銅生産においては世界最大の銅生産企業である国営企業CODELCOの生産が2020年におけるチリ国内の年間銅生産の※約30%を占めている。またBHPやRio Tintoなどの資源メジャーをはじめとしてポーランドのKGHMグループなど世界の主要銅生産企業が同国内に生産拠点を置いている。またチリを中心とした米大陸では複数の日本企業が日本国内における銅製精錬目的などで各国の主要銅鉱山の権益を所有しており、日本国内への銅資源の供給に貢献している。

チリ国内北部

国内最大の銅生産州であるアントファガスタ州では国内最大の銅鉱山であるEscondida鉱山からチリ全体の年間銅生産の約20%(世界全体の約5.8%)を占める年間120万トンクラスの銅が生産されている。同鉱山へはBHPやRio Tintoの他、三菱グループなど日本企業が権益を所有している。またBHPは同州でSpence鉱山を所有しており、年間15~20万トンクラスの銅を生産している。

CODELCOもアントファガスタ州を中心に銅生産を行っており、主力であるChuquicamata鉱山やRadomiro Tomić鉱山、Ministro Hales鉱山など複数の鉱山から2020年において同社の年間銅生産量の半分以上を占める年間計90万トンクラスの銅を生産している。英国の企業Antofagastaと丸紅のJVである※Centinela鉱山では年間25~30万トンクラスの銅が生産されている。KGHMグループとオーストラリアの※South 32(BHPから事業分割により設立)のJVであるSierra Gorda鉱山では年間15万トンクラスの銅が生産されている。

アントファガスタ州に次ぐ銅生産州であるタラパカ州(Tarapacá、第Ⅰ州)ではEscondida鉱山に次ぐ銅生産規模を持つ州内最大の銅鉱山であるCollahuasi鉱山から年間60万トンクラスの銅生産が行われており、同鉱山へは資源メジャーGlencore、Anglo Americanの他、三井物産など日本企業が権益を所有している。

アタカマ州(Atacama、第Ⅲ州)では100%日本資本であるCaserones鉱山(パンパシフィックカッパー)から年間13万トンクラスの銅が生産されている他、カナダ企業※Lundin Miningと住友グループのJVであるCandelaria鉱山から年間10~15万トンクラスの銅が生産されている。

チリ国内中央部

同国中央部コキンボ州(Coquimbo、第Ⅳ州)では州内最大の銅鉱山であるLos Pelambres鉱山から年間37万トンクラスの生産が行われている。同鉱山へはAntofagastaの他、JX金属や三菱グループなど日本企業が権益を所有している。リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(Libertador General Bernardo O'Higgins、第Ⅵ州)では州内最大の銅鉱山であるEl Teniente鉱山からCODELCOによって年間45万トンクラスの銅生産が行われている。

首都州(Santiago Metropolitan、RM)とバルパライソ州(Valparaíso、第Ⅴ州)の州境ではAnglo AmericanとCODELCO、日本企業のJVであるAnglo American SurによってLos Bronces鉱山から年間30~35万トンクラスの銅が生産されている。

チリで生産された銅(精製品含む)は主に中国を中心としたアジアへ輸出されており、2020年ではアジア(中東含む)への輸出がチリの年間銅輸出量全体の約80%を占めている。

USGSによれば2021年におけるチリの銅埋蔵量は約2億トンとされている。世界最大の銅埋蔵国であり、世界全体の銅埋蔵量の約23%を占めている。

※CODELCOシェアはAnglo American SurとEl Abraの権益を含むデータ(生産量約173万トン)。企業別生産量グラフは権益除いたデータ(二重計上の為、生産量約162万トン)。
※Centinelaは隣接するEsperanzaとEl Tesoroを統合して設立
※South 32は2022年に住友金属鉱山から権益を取得しJVに参入
※Lundin Miningは2014年にFreeport-McMoRanから権益を取得しJVに参入

参考:Comisión Chilena del Cobre、U.S. Geological Survey、各社HP

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