フィンランド
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USGSによればフィンランドの2020年におけるクロムの年間生産量(鉱山生産)は約229万トン。世界5位のクロム生産国であり、欧州ではカザフスタンに次いで2位のクロム生産国。世界全体の年間クロム生産量の約6.2%を占める。
フィンランドでは同国北部Lapland(ラッピ県)の南西部でクロム生産が行われており、欧州最大級のステンレス生産企業である国内企業OutokumpuがKemi鉱山からクロムを生産している。Kemi鉱山で生産されたクロムは同鉱山の近隣にあるステンレス原料となるフェロクロムの生産プラント(Tornio Works)へ送られている。
USGSによれば2021年におけるフィンランドのクロム埋蔵量は約1300万トンとされている。世界5位のクロム埋蔵国であり、世界全体のクロム埋蔵量の約2.3%を占めている。
参考:U.S. Geological Survey、各社HP