フィンランド
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USGSによればフィンランドの2020年におけるパラジウムの年間生産量(鉱山生産)は約28,000オンス(約0.9トン)。世界7位のパラジウム生産国であり、欧州ではロシアに次いで2位のパラジウム生産国。世界全体の年間パラジウム生産量の約0.4%を占める。
フィンランドではパラジウムは同じくPGM(白金族金属)である白金(プラチナ)と同様に同国北部で生産されており、スウェーデン企業Bolidenがフィンランド国内において独占的にパラジウム生産を行っている。

フィンランド国内北部のラッピ県(Lapland)ではBolidenが同県中央部Sodankyläに所有する多資源鉱山であるKevitsa鉱山から銅や白金などとともに生産されており、同鉱山で生産された精鉱は南部のケミ港(Port of Kemi)から同じくBolidenがスウェーデンやフィンランドに所有する製錬所へ送られている。
参考:U.S. Geological Survey、各社HP