カザフスタン
|
USGSによればカザフスタンの2020年におけるクロムの年間生産量(鉱山生産)は約700万トン。世界3位のクロム生産国であり、欧州最大のクロム生産国。世界全体の年間クロム生産量の約19%を占める。
カザフスタンではクロム生産は同国北西部で行われており、カザフスタン中心に事業展開しているルクセンブルク企業Eurasian Resources Group(ERG)とトルコ企業Yıldırım Groupのクロム生産大手2社がカザフスタン国内において独占的に生産を行っている。
アクトベ州(Aktobe)
カザフスタン国内最大のクロム生産州である国内北西部のアクトベ州では主要クロム埋蔵地域であるフロムタウ(Khromtau)でERG、Yıldırımがともに生産拠点を置いている。ERGグループのKazchromeは国内最大のクロム鉱山であるDonskoy鉱山から、YıldırımはVoskhod鉱山からそれぞれクロム生産を行っている。
USGSによれば2021年におけるカザフスタンのクロム埋蔵量は約2億3000万トンとされている。世界最大のクロム埋蔵国であり、世界全体のクロム埋蔵量の約40%を占めている。
参考:U.S. Geological Survey、各社HP