マリ
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USGSによればマリの2020年における金の年間生産量(鉱山生産)は約129万オンス(約40トン)。世界21位の金生産国であり、世界全体の年間金生産量の約1.3%を占める。
マリでは同国南西部を中心に金生産が行われている。世界の主要金生産企業がマリ政府とのJVで事業展開しており、カナダの※Barrick GoldやB2Goldなどがマリ国内の金生産において大きなシェアを持っている。
マリ国内南西部のセネガルとの国境近くではB2Goldが国内最大級の金鉱山であるFekola鉱山から年間50~60万オンスクラスの金を生産している。またFekola鉱山の北部ではBarrick Goldが複数の金鉱山から年間計50~60万オンスクラスの金生産を行っている(Loulo-Gounkoto鉱山)。
同国南西部のコートジボワールやギニアとの国境近くではオーストラリアのResolute MiningがSyama鉱山から金生産を行っており、Syama鉱山の北部でBarrick GoldなどによるJVで金生産が行われていたMorila鉱山は2020年にオーストラリアのFirefinchが権益を取得している。
※Barrick Goldは2018年にRandgold Resourcesを買収してマリの金鉱山権益を取得
参考:U.S. Geological Survey、各社HP