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ロシア

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ロシア銅生産推移
銅生産シェア
銅埋蔵シェア

USGSによればロシアの※2021年における銅の年間生産量(鉱山生産)は約82万トン。世界8位の銅生産国であり、欧州最大の銅生産国。世界全体の年間銅生産量の約3.9%を占める。

ロシアでは銅生産は国内北部や国内南部のカザフスタン国境近く、西部など広域にわたって行われており、PGM(白金族金属)や金など他の資源とともに生産されている。ロシア企業であるNornickel(Norilsk Nickel)、Russian Copper Company(RCC)、Ural Mining Metallurgical Company(UMMC)がロシア国内の銅生産において大きなシェアを持っている。

ロシア銅鉱山

ロシア国内北部

ロシア国内北部では国内最大の銅生産企業であり世界最大級のニッケル・パラジウム生産企業であるNornickelがクラスノヤルスク地方(Krasnoyarsk)のタイミル半島(Taimyr Peninsula)を中心に生産拠点を置いており、Oktyabrsky鉱山やTaymirsky鉱山など複数の鉱山で構成される同社の銅生産主力部門であるNorilsk Division(Polar Division)から生産を行っている。同部門では銅の他にパラジウムや白金が生産されている。

ロシア国内その他

ロシア国内南部ではオレンブルク州(Orenburg)やチェリャビンスク州(Chelyabinsk)、スヴェルドロフスク州(Sverdlovsk)などカザフスタン国境近くを中心に銅生産が行われており、UMMCやRCCが金など他の資源とともに銅を生産している。

同国南東部のモンゴルや中国との国境近くのザバイカリエ地方(Zabaykalsky)ではNornickel(JV)によってBystrinskoye鉱山(Chita鉱山)から銅生産が行われており、同鉱山では金や鉄鉱石も生産されている。

USGSによれば2021年におけるロシアの銅埋蔵量は約6200万トンとされている。世界4位の銅埋蔵国であり、世界全体の銅埋蔵量の約7%を占めている。可採年数は約76年。

※2021年の世界全体・各国の銅生産量データはUSGSによる推定値(世界全体で約2100万トン)。データの無い国除く

参考:U.S. Geological Survey、各社HP

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