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オーストラリア

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コバルト

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コバルト生産シェア
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コバルト鉱山別生産
コバルト埋蔵シェア

USGSによればオーストラリアの※2021年における年間コバルト生産量(鉱山生産)は約5,600トン。世界3位のコバルト生産国であり、世界全体の年間コバルト生産量の約3.4%を占める。

オーストラリアではコバルトはニッケルの副産物として生産され、ニッケルと同じく西オーストラリア州(Western Australia)で生産が行われている。資源メジャーGlencoreや国内企業IGOなど、オーストラリア国内における主要ニッケル生産企業がコバルト生産において大きなシェアを持っている。

コバルト鉱山

西オーストラリア州

西オーストラリア州では同州中央部から南部にかけてニッケルとともにコバルト生産が行われており、BHPやGlencoreが同州中央部に生産拠点を置いている。国内最大のコバルト生産企業であるGlencoreはMurrin Murrin鉱山でニッケルとともにコバルト生産を行っている(Minara Resources)。BHPも同じく同州に所有する複数のニッケル鉱山でのニッケル生産における副産物としてコバルトを生産している(Nickel West)。

同州南部ではIGOが所有するNova鉱山から年間1,000トンクラスのコバルトが生産されている。また同州南部では世界最大級の銅生産企業であるカナダのFirst Quantumが※Ravensthorpe鉱山から年間500トンクラスのコバルト生産を行っている。同州北部のKimberleyでは国内企業Panoramic Resourcesが2021年末にSavannah鉱山でニッケル・コバルト生産を開始している。

USGSによれば2021年におけるオーストラリアのコバルト埋蔵量は約140万トンとされている。世界2位のコバルト埋蔵国であり、世界全体のコバルト埋蔵量の約18%を占めている。可採年数は約250年。

※2021年の世界全体・各国のコバルト生産量データはUSGSによる推定値(世界全体で約17万トン)。データの無い国除く
※Ravensthorpe鉱山のコバルト生産量はUSGSデータをもとに作成(年間ニッケル生産量:16,818t / ニッケル:40% × コバルト:1.4%)

参考:U.S. Geological Survey、Geoscience Australia、各社HP

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