ドミニカ共和国
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USGSによればドミニカ共和国の※2020年におけるニッケルの年間生産量(鉱山生産)は約47,000トン。ブラジルやキューバなどとともに中南米の主要ニッケル生産国。
ドミニカ共和国ではニッケル生産は同国中央部で行われている。
ドミニカ共和国内中央部モンセニョール・ノウエル州(Monseñor Nouel)のBonaoでは※Americano NickelグループのFalcondo(Falconbridge Dominicana)によってニッケル生産が行われており、Falcondo鉱山(Bonao鉱山)で生産されたニッケルは同地域のプラントでフェロニッケル製錬工程を経て、鉱山南東部のカウセド港(Port of Caucedo)から欧州やアジアなどへ輸出されている。
Falcondo鉱山はニッケル価格の低迷や使用エネルギー問題などにより数度にわたって生産ストップしているが、操業環境の改善により2016年から再生産している。
※2020年のドミニカ共和国のニッケル生産量データはUSGSによる推定値
※Americano Nickelは2015年にGlencoreからFalcondo権益を取得
参考:U.S. Geological Survey、各社HP