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キルギス

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キルギスの主な資源について。


キルギスにおける生産はそのほとんどが同国東部のイシク・クル州(Issyk Kul)でカナダのCenterra Gold(センテラ・ゴールド)の完全子会社Kumtor Gold Company(クムトール・ゴールド)が所有する同国最大の金鉱山であるKumtor鉱山の生産による。同鉱山はカナダのCameco(カメコ)とキルギス政府のJVによって開発が進められ、1997年に生産を開始。2008年には年間約55万オンスの金が同鉱山から生産されている。

主な金鉱山・プロジェクト地図
キルギスの主な金鉱山・プロジェクト地図
同国では1969年より探鉱が行われていたジャラル・アバド州(Jalal-Abad)東部のMakmal金鉱床から国営企業Kyrgyzaltyn(キルギザルティン)によって1986年に金生産が開始、Makmal鉱山では年間5万オンス程度の金が生産されていたがKumtor鉱山の生産が1997年に開始されたことで同年にはキルギス全体の年間金生産量が前年比で10倍に急増。以来、Kumtor鉱山はキルギス経済を支える重要な鉱山となっている。

同国西部ではスイスの資源企業Chaarat Gold Holdingsが隣接する複数の鉱区で探鉱を行っており(Chaaratプロジェクトなど)、将来的にKumtor鉱山に次ぐ国内の主要金鉱山となるポテンシャルを秘めている。同社には2009年に中国の国営資源大手である中国有色鉱業集団(CNMC)が19.9%出資することで合意している。

また同じくキルギス西部では英国のKazakhmys(カザキミス)の金部門であるKazakhmys Gold(カザキミス・ゴールド、旧Eurasia Gold)がBozymchak金鉱床の開発を進めている(Bozymchakプロジェクト)。

資源企業

キルギスで金鉱山生産・開発プロジェクトを展開する主な世界の資源企業。
キルギスの主な金鉱山

Centerra Gold-カナダ
Chaarat Gold Holdings-スイス
Kazakhmys-英国


参考:各社ホームページ、USGS、JOGMEC、Embassy of the United States Bishkek, Kyrgyz Republicより