マダガスカル
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USGSによればマダガスカルの※2021年におけるコバルトの年間生産量(鉱山生産)は約2,500トン。世界8位のコバルト生産国であり、アフリカではコンゴ民主共和国に次いで2位のコバルト生産国。世界全体の年間コバルト生産量の約1.5%を占める。
マダガスカルではコバルトは国内東部のニッケル鉱山から副産物として生産されている。
マダガスカル国内東部の地域Alaotra Mangoroでは※住友商事と韓国のKorea Mine Rehabilitation and Mineral Resources(KOMIR、旧Korea Resources)とのJVであるAmbatovy鉱山から生産が行われており、同鉱山北東の地域Atsinananaの港町Toamasina近隣にある精製プラントと併せてニッケル・コバルト鉱山生産から精製まで一貫生産を行っている。
USGSによれば2021年におけるマダガスカルのコバルト埋蔵量は約10万トンとされている。世界8位のコバルト埋蔵国であり、世界全体のコバルト埋蔵量の約1.3%を占めている。可採年数は約40年。
※2021年の世界全体・各国のコバルト生産量データはUSGSによる推定値(世界全体で約17万トン)。データの無い国除く
※Ambatovy鉱山のJVパートナーSherritt International(カナダ)は2020年に撤退
参考:U.S. Geological Survey、各社HP