ポーランド
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Silver Instituteによればポーランドの2021年における銀の年間生産量は約4200万オンス(約1,306トン)。世界5位の銀生産国であり、欧州最大の銀生産国。世界全体の年間銀生産量の約5.1%を占める。
ポーランドでは銀生産は主に同国南西部で行われており、銅や金など他の資源とともに生産されている。世界最大級の銅・銀生産企業である国内企業KGHM(Polska Miedź)がポーランド国内において独占的に銀生産を行っている。
Lower Silesia
ポーランド国内最大の銅・銀生産地域である南西部の下シレジア(Lower Silesia)ではLubin近隣で集中的に生産が行われており、KGHMがRudna、Lubin、Polkowice-Sieroszowiceなど複数の銅鉱山から副産物として世界最大級の銀生産量となる年間計約4200万オンスクラスの銀を生産している。
USGSによれば2021年におけるポーランドの銀埋蔵量は約67,000トンとされている。世界3位の銀埋蔵国であり、世界全体の銀埋蔵量の約13%を占めている。可採年数は約51年。
参考:Silver Institute、U.S. Geological Survey、各社HP