生産推移 生産シェア 埋蔵シェア

Silver Instituteによればロシアの2021年における銀の年間生産量は約3900万オンス（約1,213トン）。世界8位の銀生産国であり、欧州ではポーランドに次いで2位の銀生産国。世界全体の年間銀生産量の約4.7％を占める。

ロシアでは銀生産は同国東部などで行われており、主に金とともに生産されている。世界最大級の銀生産企業であるPolymetalがロシア国内の銀生産において大きなシェアを持っている。

ロシア国内東部ではPolymetalがマガダン州（Magadan）で銀生産を行っており、国内最大の銀鉱山であり世界最大級の銀鉱山であるDukat鉱山から2021年においてロシア国内の年間銀生産の半分近くを占める年間1800万オンスクラスの銀を生産している。また同州では同じくPolymetalによってOmolon鉱山から年間100万オンスクラスの銀が生産されている。

USGSによれば2021年におけるロシアの銀埋蔵量は約45,000トンとされている。世界4位の銀埋蔵国であり、世界全体の銀埋蔵量の約8.5％を占めている。可採年数は約37年。

参考：Silver Institute、U.S. Geological Survey、各社HP