白金
|
USGSによればPGM(白金族金属)の1つである白金(プラチナ)の2020年の年間生産量は約532万オンス(166トン)。南アフリカ共和国のみで世界全体の年間白金生産量の約3分の2、生産量上位10カ国合計で世界全体の約99.9%を占める。
世界最大のPGM生産国である南アフリカ共和国では同国北東部に位置する世界最大のPGM埋蔵地域であるBushveld Complex(ブッシュフェルド・コンプレックス)を中心に白金生産が行われている。ジンバブエでは同国の主要資源生産地域であるGreat Dykeで生産が行われている。
PGMの世界生産においては一部の企業が圧倒的なシェアを持っている。Anglo American Platinum(生産:南アフリカ共和国)、Implats(生産:南アフリカ共和国・ジンバブエ・カナダ)、Sibanye-Stillwater(生産:南アフリカ共和国・米国)、Nornickel(生産:ロシア)、Northam Platinum(生産:南アフリカ共和国)が代表的。
USGSによれば2021年の世界のPGM埋蔵量は約7万トンとされる。Bushveld Complexがある南アフリカ共和国の埋蔵量が世界全体の約90%を占める。
白金生産国(2020年)
参考:U.S. Geological Survey、各社HP