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資源企業

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世界の主な資源企業について。

Falconbridge(ファルコンブリッジ)


Falconbridge(ファルコンブリッジ)はカナダに本社を置く資源大手であり、ニッケル亜鉛生産量は世界最大級。またニッケルの副産物としてコバルト生産も行っている他、様々な資源を取り扱っており、カナダ国内を中心に米州で事業展開している。


カナダ・ケベック州での資源開発を目的として1922年に設立されたNoranda Mines(ノランダ・マインズ)とオンタリオ州でのニッケル開発を目的として1928年に設立されたFalconbridge Nickel MinesがFalconbridgeの前身。


前身の1社であるNoranda Minesは1927年に銅生産を開始、1938年のニカラグアにおける金鉱山権益を取得などを通して活動エリアを中南米へと拡大。その後亜鉛精錬所の権益取得や亜鉛鉱石生産の主力となるニュー・ブルンスウィック州(NB)のBrunswick亜鉛鉱山やペルーのAntamina(アンタミナ)鉱山の権益を取得。またFalconbridgeへの出資などを通して規模を拡大させる。


同じく前身の1社であるFalconbridge Nickel Mines(1982年にFalconbrideへ社名変更)はオンタリオ州のFalconbride鉱山の操業(1984年に閉山)の他、ノルウェーのニッケル精錬所を取得してニッケル事業を展開。主力であったFalconbrideエリアでの生産は1990年のEast鉱山の閉山により終了したもののオンタリオ州のSudburyエリアにおける生産をはじめとしてKidd Creek銅鉱山やケベック州のRaglanニッケル鉱山から生産を開始するなどカナダ国内で事業を拡大。ドミニカ共和国でのフェロニッケル事業には1971年に参入、世界最大級の銅鉱山であるチリのCollahuasi(コジャワシ)鉱山(権益44%所有)からの生産を1998年に開始している。


Norandaは1988年にFalconbrideの株式を19.9%取得し、2002年には比率を58.4%に拡大。2005年には両社は合併し、銅生産世界8位、ニッケル生産世界4位、亜鉛生産世界3位の資源大手Falconbridgeとなる。


2005年にカナダのニッケル生産大手Inco(インコ)から買収提案を受け、複数の資源企業を巡る買収合戦が繰り広げられた後、2006年にスイスの資源大手Xstrata(エクストラータ)に買収される。


現Xstrata



主な鉱山

2006年のFalconbridge(ファルコンブリッジ)の主な鉱山とその産物、生産に携わる傘下企業・JVの名称。

カナダ
Brunswick-亜鉛・鉛・銅・銀
・kidd Creek-銅・亜鉛・銀・インジウム
・Montcalm-ニッケル・銅
Raglan-ニッケル・銅・コバルト
・Sudbury-ニッケル・銅・コバルト

ジャマイカ
・St.Ann-ボーキサイト

チリ
Collahuasi-
Lomas Bayas-

ドミニカ共和国
Bonao-ニッケルFalconbridge Dominicana(Falcond)

ペルー
Antamina-銅・亜鉛・銀・モリブデン

参考:各社HP