Bushveld Complex(ブッシュフェルド・コンプレックス)は世界最大のPGM(白金族金属)生産地域。
PGMの代表格である白金(プラチナ)やパラジウムをターゲットとして様々な資源企業により開発が行われており、世界の白金生産シェアの大半を握る南アフリカ共和国において生産の中核を占める地域である。またクロムの主要生産地域である他、PGMの副産物としてニッケルや銅なども生産されている。
Bushveldコンプレックスは南アフリカ共和国の首都Pretoria(プレトリア)を境に西部・東部・北部に大きく分かれており、経済の中心であるハウテン州や同州と隣接する北西州、ムプマランガ州、リンポポ州にまたがって広くPGMが埋蔵されている。
特に北西州の都市Sun City(サン・シティ)及びRustenburg(ラステンバーグ)周辺には南アフリカ共和国のPGM生産大手Implatsが所有する世界最大の白金鉱山であるImpala(インパラ)鉱山やAnglo Platinum(アングロ・プラチナ)の主力鉱山であるRustenburg(ラステンバーグ)鉱山、またLonmin(ロンミン)の所有するMarikana鉱山など、Bushveldコンプレックスの中でも特に生産規模の大きい白金鉱山から生産が活発に行われている。
Bushveld Complex(ブッシュフェルド・コンプレックス)で生産及び開発が行われている主な鉱山・プロジェクト。
参考:各社ホームページ、Platinum Todayより